日記

小景異情に思う事。

 

室生犀星の「小景異情」。

 

ふるさとは遠きにありて思ふもの

 

から始まる有名な詩です。

 

私は20代前半は東京で過ごし、嫌嫌ながら秋田に帰り、

その後秋田で過ごしました。

35を過ぎ、秋田を卒業して、今は、北海道で生活をしています。

 

私は今くらい、故郷と離れているのが好きです。

帰省に時間もお金もかかりますが、年1の帰省でお腹いっぱい。

毎日幸せに暮らしています。

 

誰しもみんな等しく、故郷や家族を感じている訳ではないと思います。

そんな人もいれば、そうじゃない人もいるのが世の中かと。

 

私は未だに、幼稚園での記憶や、過去に考え込む事もありますし、

つながりを窮屈に感じることがない、つながりの全くない今の生活が

私にはとても心地良いです。

 

生きづらさ、自分自身への異物感?違和感をずっと抱えて生きて来た私は、

最近、離れているからこそ、良い関係でいられる事もあるんじゃないのかな?

と、感じています。

 

 

 

なんで今、こんなこと書いているのか?と言いますと、

色々考えたり、まだ心配する必要ないのに心配になってしまった事がありました。

それで色々、秋田について考えたり、今までの諸々について考えた中で、

この詩について、久々に考えたのでした。

 

何事も密はダメです。距離感、大切です。

良い鹿キャンペーン中

 

今日のおさんぽ。

土曜日という事で、良い鹿キャンペーン活動中の鹿さん達に遭遇。

 

今日は観光客様相手という事で、毎日いる私には冷たい…

いつもみたいじゃない…とってもつれない態度…

 

ねーねー、顔こっち向いてよー

お顔撮りたいんだけどー?

 

と、話しかけても、お目目しか、こっちを見てくれない。

 

私の後ろを、車が通過するから寄って来てはくれたけど…

 

 

やっぱり、お目目しか見てくれない。

寂しい。いつもこんな態度じゃないのに。

 

それでも諦めずに話しかけて見た。

 

 

しょうがねーなー

こっちだって忙しいんだからね!

 

って、やっとこっちを見てくれた。

いつもより、かなりブサコだよ?めんけぐないよ?

って心配になるお顔でこっちを見てくれました。

 

ごめんな。

忙しいとこな。