日々、慈しみ重々。

一番最初にしたのは…

先日の続きです。

 

まずは、毎日毎日、ラーメンスープの入っている寸胴を綺麗に洗いました。

長年が汚れでくすんで光を失っていたので、毎日少しずつ綺麗にして行きました。

 

自分の持ち場の仕事以外にも、例えば、天ぷらを揚げる料理さん(厨房内では調理師を

そう呼んだりします。)にセッティングをお願いされることもあるので、

その日天ぷら担当の料理さんに合わせてセッティングしました。

 

普通なら、粉、油の1斗缶を用意、天ぷら鍋に油でセッティング完了なのですが、

そこから、Eさんの時は作業台にラップ、Sさんの時は素材のセッティング、

Mさんは氷を用意…などどれも各料理さんのセッティングを横目に見て覚えて実行しました。

 

最初はどの料理さんも、自分のするセッティングが出来上がっていて驚いてましたけど、

でも、どんな仕事もお客様に良いサービス(私たちは食ですが)を提供するために

繋がっているのだと思えば、ここまでやって1つの仕事だと考えるようになっていました。

 

 

先日、仕事場で、

”仕事って誰かに教えてもらうものじゃないし、

自分の目で周りを観察して自分で判断して、自分で出来るようなっていくものだ”

って、話になりました。

 

なんでもないことなんですけど、観察していなければ気がつかないです。

私もその通りだなと思います。

 

 

 

 

 

スライサーは、VICTORINOXを愛用しています。

ラーメンスープの話

今から、3年程前の話です。

グルメな情報も、ございませんので、あしからず。。。

 

 

朝、私がバイキングでパンを焼いている時、

後ろの厨房では、夜のバイキングのラーメンのスープ作りが始まる。

 

中抜けの後、私は、夜のバイキングでラーメンを提供するので、

そのセッティングから仕事が始まる。

 

セッティングのため、厨房に入ると、

大きな寸胴に、朝作っていたラーメンスープは出来上がっていて、

それを小さめと言っても、かなり大きな小さめの鍋3つに分割して行く。

分割する時に、私が火傷をしてしまわない温度に下がっているように

私が分割を始める時間に合わせて完成されていた。

 

この一連の仕事に気付いた時、私はとってもとっても感動したのです。

 

最後は、私がバイキングでラーメンを茹でて、スープを注いで提供するために

こうやってスープが出来上がってくること、板場で一緒に仕事をしているおじさんが

生麺をほぐして、バイキング用の大きさの玉に丸め変える作業を黙々としていること、

いろんな人の仕事があって、1つのメニューが提供されることにとても心が打たれました。

 

よひらでは、私がすべての作業をしているので、このような連携プレイがありません。

だから、とってもとっても感動して、ここから、自分の仕事の前後の人の仕事に気を使う、

気遣いのある仕事ということを私は学んだのです。

 

まず、1番最初に実践したのは…

 

明日から連休です。

続きは後日…。

 

 

 

撮影2015年3月8日