対岸の明かり

 

 

対岸に見えるのは、元洞爺村の明かり。

 

洞爺では仕事が終わり、湖方面のこの明かりをみてから寮を目指したものでした。

いや、もう数日は住むけどね。

 

自分達の住んでいるところは、温泉街だけど、

湖の向かい側には普通の人達が生活を営んでいるのだなと安心感がありました。

…いや、温泉街は特段、普通じゃないとか、怖いところだとかはないけど、

ずっといると、感覚が麻痺してくるような感じがあります。

 

この明かりになれていたものだから、知床でホテルから寮へ帰る途中、

オホーツクの海を見ては、数人で真っ暗の中、怖い妄想に取りつかれたものでした。

 

あの方向から何か攻めてくることはないのか?

何かが知らないうちに上陸してきてはいないのか?

 

真っ暗な海を見て、とても不安になりました。

鮭の香りがするだけで、特に何も、熊もありませんでしたけどね。

 

今日は日中、風が強くて、とても冷え込んでいます。

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