yohira〜職人つれづれ日記〜(アメブロ・引越し中)

こねこね…

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こんばんは。
今日は1日お休みをいただきました。

うっかり賞味期限を切らしてしまい使えなくなった小麦粉が
あって廃棄行きが決定してました。


でもなぁ…小麦粉はそのまま食べないし火通すんだし…
と、捨てるのがもったいなくて私用にパンを焼くことに決定。 

約半日ひさしぶりにプライベートでパンを作ったーo(^-^)o

小麦粉の総量から、写真の2種類が製作可能ということで、
廃棄小麦粉を使いきり。

写真左のパンは、生クリーム入りの食パン(味はパン・ド・ミのような味)で、

成形が面倒で丸めて簡素化。プルマンにすると、目のつまった食感になる

ので山形に焼成。

右のパンは、時々販売しているホテル・ブレッドです。
なんかやっぱり販売してるものより雑な作りだなぁ。。。


この2種類は仕込みに水は使わず、牛乳で仕込みました。

小麦粉も廃棄でしたが、シフォンケーキ用に多めに立ててしまった

生クリームも、左のパンに投入。。。


ちなみに左のパンは3斤、ホテル・ブレッドは0.75斤です。
3斤1本、0.75斤8本も出来たので、私のパンを待ちに待ってた母は、
冷凍して食べるんだと喜んでました…


パンって金銭的なことから考えると、買ってきた方が絶対に絶対に!
安上がりです!


家庭では小麦粉、バター、電気代とか考えると高い食べ物。
でも、時間をかけて自分の手で作った物は、買ってくるより
おいしいと思う。


私はこんな仕事をしてるけど、もっと家庭で作って楽しんで
ほしいなぁと思ってます。最初から売ってるもののように上手に
出来ないかもしれないけど、繰り返し作ってるうちに、これがダメだ

とか、今度はこうしようとか、アイデアもいろいろ浮かんできて、

繰り返し作ってるうちにカタチになります。


時々、朝市にシフォンケーキや、バターロールなど、作ってみたんだ
けど、うまく出来なくて…と相談に来られる方もいるんですよ。


そんな時はいろいろ話して解決策をお知らせしたりしてますので
もしよろしければ、レシピをご持参の上、お越しくださいませ(^-^)

お菓子を売ることも大切ですが、みなさんの食生活が豊かであるための
活動も私たち製菓衛生師、調理師にとっては必要な仕事だと思います…


また今日もアメブロの調子が悪いようで、ケータイからの
アップになってしまいました(-_-メ)

桜餅

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よひらでは、毎年皮と、餅の2種の桜餅を販売しています。
今日は道明寺種の桜餅をご紹介しますね。

見た目は、道明寺種の桜餅ですが、よひらでは、道明寺を使わず、
餅米を割り、桜餅を作っています。
中餡は、こしあんです。

秋田の人には、道明寺特有の日向くさい香り、めっこがないのに
あるような食感…はあまり好まれない、馴染みが薄いものなんです。

だったら、秋田のお米を使ってどんなお客さまにも手にとり
食べていただけるようにと作りました。

お米の国の秋田人、ふだんから良いお米を食してるため
餅菓子は手を抜けません…。

写真の通り、よひらの桜餅の色はこのような色合いです。
実物はもう少し桜色をしてます。

よく色はもっと濃いものでは?と質問されます。

よひらの考えですが…。
五つ盛などの観賞のための菓子ではなく、食べる和菓子なので、
食べ物としてふさわしい色に仕上げています。

色って、その職人さん1人1人感覚が違うんですよね。
着色ってセンスなんで、すごく簡単なようでいて難しいです。
感覚と、度胸とか、潔さなんかも問われるものなんですよ…。