yohira

まるまる11年。

11年目を無事に納めることができ、

12年目に入ることが出来ました。

ありがとうございます。

遅くなりましたが、先日15日の市神祭、

お越しくださいましてありがとうございました。

今日は市内に。

仕事で必要なものの買いだしで、市民市場へ。

実は、私事でありますが、

17日は開業記念日、18日は誕生日なんです。

お菓子の問屋さんで、祖母が好きだったという、

みそぱんと、父へ大きな黒かりんとうを購入。

帰宅後、みそぱんは仏壇へ。

今気付いたのですが、母方の仏壇のお供えを…

忘れてしまっていたので、明日までに何か考えます。。。

自分と母には、30%offの誕生日クーポンを使って

ワーキング用のクロッ○スをネット購入。

父には、今日はかりんとうだけ。

後日、大相撲・男鹿場所を楽しんでもらう予定です。

男鹿場所に向けての話はまた後日…。

こんなことだけを書いて、

お客様皆様、そして家族みんなに感謝しています。

みんなのことが大好きです!

と綴り、

これからも…と〆たら、素敵かもしれませんが、


正直。

私、そんな人間ではないです。

白いトコロもあれば、黒い、真っ黒いトコロもある人間です。

黒い話を書いてしまいますが、

私自身のブログ上のこととして、どうかお許しください。

ごめんなさい。



ここ数日、昔、仕事上のお付き合いがあった方の話を

聞く機会がありました。

話を聞くまで、思い出すこともなかったし、現状を聞き、

とてもビックリしました。

それと、めちゃイケの嫌いになった人を見たことも

影響していると思う。。。


その事からいろんなことを考えたのですが、

昔、この道を諦めなくてはいけないかもしれない人生の分かれ目に

立っていた時、


ただ、ただ必死に、

お菓子を作りたい、

どんなことがあってもお菓子を作り続けたい…


と願っていたことを思い出しました。


現状、続けていることを続けることに

必死になり過ぎた時、物事の原点に今一度帰ってみると

いうことが大切になる時があります。


どんなことでも、分からなくなったら原点に戻れば良いし、

犯人も現場に戻るわけですよ。


それで。

開業からの事を思い出し、3人の方のことを思い出しました。


要訳して書くと、

この3人の方というのは、

「自分が(よひらの菓子を)売ってやったんだ」

「これから先、売れなくしてやる」

と、お話して(行動)下さった方々です。


1人は、命自体が風前の灯火、

1人は、弁当やに成り下がり、

1人は、未来永劫安泰だと思っていた諸々が四面楚歌・・・


このような感じ(現状)です。


そして、私はこのような、今のような状態です。

おかげさまで、たくさんのお客様に恵まれ、

毎日お菓子を作り続けることが出来る毎日を

送らせていただいています。

正直。

3人の方の事を全く忘れていたとはいえないけど、

思い出しては、自分は他人様にこんなことを

言ってはいけないなぁ・・・って考えてました。


若かった頃は、悩んだこともあったけど、

今は、この事によって、如何に他人様の事をどうこうしようと

執着することの虚しさを知りました。…恥ずかしいです。


他にも、呪い系の方だったり、

死ね!と吐いた同業の方がいたり、

よひらを閉めて、自分のところで働けと書いてきた方がいたり…

これでもか!これでもか!と、いろんなことがあったけど、

私は、自分の仕事に対する姿勢、集中することの大切さを

学ばせていただいたなぁと思っています。


反面教師っていうのかな?

自分のまわりにある、恵まれた理由から

全ての人や、物、出来事に対して心から感謝する。

ってことも大切ですが、

そうじゃないものを見て、自分を律することも大切だと思っています。


どっちも大切だと思うし、

どちらもあることで、どちらの気持ちもさらに強くなります。


ということで、

これからも、自分の仕事に集中して、

しっかりお菓子を作りたいと思っています。日々精進です。


私の本当にやりたいこともやっと解明出来ましたし、

これからも考えて過ぎてしまう私ではありますが、

どうぞ、よろしくお願いいたします。


菓子工房 よひら  村上直子

旧端午

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朝、笹餅の写真をアップしながら、

何も節句について触れなかった…んで、今一度書きます。

すみません。

この方(妹子)は、初・旧端午ですが、

本日、旧端午でございます。


秋田では、5月5日の柏餅より、

旧端午に巻く、笹餅や笹巻の方が馴染みが

あるかもしれません。


もしかしたら、若い方はそうでもないかもしれませんが・・・


私のような世代は、5月5日の柏餅や菖蒲より、

旧の節句の笹餅を食べた記憶が色濃いです。


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昔、母が作ってくれた笹餅は、

今、よひらで販売させていただいているカタチのものでは

なかったです。


今は、よひらなら…ということでこのカタチ、このい草の

まわし方にして販売させていただいていますが、

このカタチは秋田純正ではないのです。たぶん。


私は、昔の和菓子の文献の中から

文章だけをたよりに何度も何度も…


三角形に切った笹餅サイズの段ボールに

い草を渡して結い方を完成させたのですが、

言葉は古いし、写真はないし…でとても苦戦した

記憶があります。


ただ、お客様から伺った話の中で、亡くなったおばあちゃんが

このまわし方をしていたとか、少数ではあるようですが、

秋田にもある巻き方みたいです。


県南・県北、中央、笹何枚で包むのか?や、

カタチも様々で、お話を伺うのも楽しいものです。


かどっこ、つのっこだけをひっかけて結う方法とか、

お米の国ならではの、美味しく食べるためのお母さん達の

強いこだわりが光ります。


今は、昔ほど大量に作られなくなったり、

包めない若い方も増えているようですが、大切にしたい

秋田の食文化の1コマです。


つるして大切に大切に…食べるんですよね♪



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いただきまぁーす!