やっと菓銘を。。。
4年もかかってしまったけど、どうしても中々、中々、
決められませんでした。
実はずっと作り続けていました。
細々となんですけど、それと同時進行で各パーツの試作を
し続けて、改良を重ねてました。
これは、初期の写真。
現在の物は、中餡が濃い紫色・こはぜ色をしています。
そして、味もさらに美味しくなりました。
紫は、高貴な色だから…
菓銘を悩みに悩んでいた時、ふとそのフレーズが頭に浮かび、
美しいこはぜ色をした餡を菓銘に入れました。
江戸紫という色名があるように、
こはぜにはこはぜだけに発することが出来る色がある。
と、思いました。
私の本業は、技術屋なので、
古典的な和菓子を作ること、レシピ通りに作者の意を汲んで
忠実に作ることも、好きな仕事です。
でも、私は、こんな仕事も大好きです。
無いものを新しく作り出す、オリジナルレシピを書くこと…
こはぜむらさきの他に、
だまこのお菓子であったり、その他にも実は出来上がっているけれど
日の目を見せていないお菓子が何点かあります。
かわいいかわいいお菓子達です。
1日でも早く、日の目を…と努力したいと思います。