私について

打診

職員室で大暴れをしたことがある

 

↑ からの続きです。

 

親と当時の担任に、どちらにも確認したことはないけれど、

同じ時に二方から、「秋田に帰って店を持ってはどうか?」

と、言われ、頭の中は、???になりました。

 

ここでいう店とは、お菓子を作れる保健所の許可をとった場所ってことです。

 

 

私は、お店に就職したいのに、なんで帰ってお店っていうのだろう…?

 

 

私は、上京した時、二度と秋田には住むことはない。と、心に決めていました。

帰らないと決めていた理由は今回は割愛しますが、当時の私にとって秋田は、

どこかに出かけなくても住んでいるだけで、ダークツーリズムでしかなくて、

とてもではないけれど、今のような穏やかな気持ちで秋田を見れてはいなかったのです。

 

 

 

職員室で大暴れをしたことがある

女はダメだと言われ続け、

周りも助手の試験は大丈夫だと思っていて…不採用、

成績がネックになり、私の好きに就職先の志望は出来ず…

 

まわりの人からは、腫れものに触るみたいに気を使われているのを

ひしひしと、感じていました。とても苦しかった。

 

毎日毎日、自分を否定するようなことばかり言われていたら…

鬱になってしまうと思います。思い詰めてしまいます。

 

でも、あまり言われ続けていたら、ある日私はプッツンしてしまいました。

 

担任に、

「先生のお母さんって男だよね?」

「先生の奥さんって、男だよね?まさか女じゃないでしょう?」

な感じで話し始め、

「誰から生まれてきて、誰と結婚して、どの面下げて女はダメって言ってんだよー!!」

と、後は放送禁止用語炸裂でブチギレてしまい、和菓子科の先生はかたまり、

ごく一部の先生は爆笑、私は一通り言い終えるとそのままアパートへ帰宅。

 

私の人生の中で、あんなに暴れたことは…あの日以来ありません。

 

その後もやはり、就職先は決まらずでした。

 

性別の他に不運も体験しました。

私の技術を高く評価して下さった和菓子屋の社長さんがいました。

これで就職先決まるか!!と、私もまわりも期待したのですが、

突然亡くなってしまい、話はおろか、お店までも閉店することに…。

 

私は就職出来ないんだなぁ…

秋田に帰りたくないなぁ…

 

などと考えて学生生活を送り、卒業が近づく頃、二方からこんな話を打診されました。

 

 

 

私も、写真のしぃちゃんみたいに、とっても不満な顔をしてたんだろうなぁ。。。