本日、よひら日和

熊鈴を買いました。

やっと、栗の処理から解放されました。

のですが、

今日、熊鈴が届きました。


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なんで今?という感じだと思いますが、

実は、熊鈴を購入するのは、初めてです。


今までは、その昔、調理師専門学校時代の研修で行った

小岩井農場のカウベルを使っていたという…


そのような、うっすい用心仕様での栗の収穫をしてました。

(ラジオを2台使ってました。)

…してしまってました。


物を知らないって怖すぎだと、今になって思います。。。

熊鈴の効果については、賛否両論あることは知っています。

だからの今までの薄い用心だったわけでして、

秋田の山を知り尽くした方々に色々教えていただいた結果、

秋田の山では、熊鈴が必要なんだなという結論に達しました。


熊鈴といっても、色々あるようで、

出来るなら、音色が高く、音の余韻が長いこと。綺麗な音の鈴。

と、アドバイスをいただき、探して…

写真の熊鈴に辿り着きました。


ス○マだと思われるのも嫌…なのでリンクは貼りませんが、

この状態に、カラビナをつけて使用しようと思います。


…来年?

いいえ、これからまだ、作業があるのですよ。。。

思案の外

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どうしようも出来ないところが好き。

いや、恋愛とかの話じゃなくてよ?

計算しても計算しても、
蒸し上がってお顔を拝見するまで分からない、
そして、どうしようも出来ない出来上がりが好き過ぎる。

デコレーションとか、小手先、指先であーだこーだ出来るとか、
繕えるとか、私は好みじゃない。

私が好みじゃないだけで、それが好きだって人もいる。
そして、私が好き過ぎるコトが、後でお直しが出来ないなどの
理由で、好きじゃない人がいることも知っている。

私がコツコツコツコツ、同じ仕事に取り組めるのは、
このどうしようも出来ないことを如何に自分の理想に沿うように
美しく作られるか?に挑む気持ち。これが根本にある気がしている。

中餡を練り上げることから始まる。
火取り餡をどのくらいに仕上げるのか?とか、粉の合わせ具合は?とか、
最終的な塩梅は…とか、1つ1つの細かい仕事が重なって、
この1つのお菓子を作っている。

たかがお菓子の話だけど、
これは人生とまったく同じだと思う。
少なくとも、私はそう思い、感じ、生きている。

私が想い描く最終形を目指しながら、生きる感じ。
先が分からないコトで不安に打ちのめされそうになることはない。

今ここで、右に行こうが、左に行こうが、
人は、一事が万事とも言うけれど、私は今ここでどっちかに出来ることは、
今ここで、どっちにしようがどうでも良いことだと私は思っているよ。
ここでどうにかしようとすること、
そうせざる得ないとなるのは…と考える。

 

人生というくくりで見たら、どっちであってもどーでも良い話だと。

どうでもよい繕いに神経を使うくらいなら、
別のことに気がつくべきだなとつくづく感じた日でした。