日々、慈しみ重々。

ラーメンスープの話

今から、3年程前の話です。

グルメな情報も、ございませんので、あしからず。。。

 

 

朝、私がバイキングでパンを焼いている時、

後ろの厨房では、夜のバイキングのラーメンのスープ作りが始まる。

 

中抜けの後、私は、夜のバイキングでラーメンを提供するので、

そのセッティングから仕事が始まる。

 

セッティングのため、厨房に入ると、

大きな寸胴に、朝作っていたラーメンスープは出来上がっていて、

それを小さめと言っても、かなり大きな小さめの鍋3つに分割して行く。

分割する時に、私が火傷をしてしまわない温度に下がっているように

私が分割を始める時間に合わせて完成されていた。

 

この一連の仕事に気付いた時、私はとってもとっても感動したのです。

 

最後は、私がバイキングでラーメンを茹でて、スープを注いで提供するために

こうやってスープが出来上がってくること、板場で一緒に仕事をしているおじさんが

生麺をほぐして、バイキング用の大きさの玉に丸め変える作業を黙々としていること、

いろんな人の仕事があって、1つのメニューが提供されることにとても心が打たれました。

 

よひらでは、私がすべての作業をしているので、このような連携プレイがありません。

だから、とってもとっても感動して、ここから、自分の仕事の前後の人の仕事に気を使う、

気遣いのある仕事ということを私は学んだのです。

 

まず、1番最初に実践したのは…

 

明日から連休です。

続きは後日…。

 

 

 

撮影2015年3月8日

仕事の仕方は誰に教わるのか?

~~~さんです。と書けたら良いのですが。

 

仕事の仕方というのは、月並みな言い方ですが、仕事に教えてもらいました。

今も教わり続けています。

昨日書いた、三方のことを考えて、毎日朝から晩までひたすら仕事をしていると、

だんだんいろんなことが見えてきて、毎日進歩して行くことが出来ると思っています。

厨房の中での仕事の学び方は、老害か?ベテランか?の話の時にでも。

 

よく、専門学校で何でも教わることが出来ると思っている方がいらっしゃいます。

私は昔、

”専門学校を出ているからって、上から目線で物を書いて、何様のつもりなんだ”

と、メールや、コメントの攻撃を受けたことがあります。

自慢の手作りお菓子を作っている方なのですが。

 

私にとって、日本菓子専門学校を卒業しているということは、

上から目線になる道具ではありませんでしたし、もちろん何様のつもりにもなれませんでした。

そんな余裕を感じたことはなく、私にとっては、重圧、重荷、十字架を背負っているような…、

入学と同時に、ひたすら努力、努力、努力と私に強いてきたような存在でした。

でしたと言いますが、これはこの業界に居る限り、感じ続ける重圧だと思います。

 

今でこそ、感謝の気持ちを持っていますが、学生当時はノイローゼ?のようになりながら

先生に質問したり、技術の習得に努めていたような記憶があります。

 

同級生は、全国各地のお菓子やさんの息子さん娘さんです。

韓国の大手お菓子やさんの息子さんもいらっしゃいました。

私とは、スタートラインが全然違うのです。同級生は家に帰ったら、お菓子やさんです。

私はガスやの娘です。生まれ育った家が違うのです。

ひたすら努力しなければ、お菓子やさんにもパティシエにも、和菓子職人にもなれません。

人の何倍も努力しなくてはいけないし、自分がここまで出来るってことは、

他の人はもっと出来るはずだなど、仕事の仕方を学ぶ基礎、姿勢を教えてくれたのが、

専門学校だったのだと、私は思っています。

 

だから、ずっーとずっーと、お菓子と向き合っていた記憶が鮮烈にあるのです。

 

 

 

 

 

写真は、KINOTOYA BAKE ポールタウン店