今日は、仕込みの下準備をしてました。

クリスマス…? 

パンダ

よひらは、お正月の準備でございます。

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お正月のお菓子、「花びら餅」の枝になる、ごぼうの砂糖掛け。

使用するごぼうは、秋田県産。

朝市のお母さんのごぼう。5kgで900円でした。

水洗いの後、

お菓子のサイズに合わせてカットして水にさらして…

ゆっくりゆっくり、じんわりとした作業が続いて行く下準備です。

最初は、ごぼうのお母さんに、砂糖掛けにするという話が

申し訳ないような気がして出来ませんでした。

だって…

お母さんが大切に作ったごぼうを水にさらしてアクを抜いて…

炊いてアクをさらに抜いて…

ごぼうの色も香りも、味もないような状態にして…

砂糖掛けに仕上げることが、極悪非道というか、鬼畜というか

大変申し訳なくて言い出せなかったんです…

砂糖掛けにしたごぼうを作り→食べておきながら、

後日、お母さんに、

「ごぼうなんとだっけ?んめがったが?」

なんて聞かれた日には…

「うん、美味しかったよ」

って、答えて良いものか考えてしまってました。

なぁ~んて、私は深く考えていたものでしたが、

母が、花びら餅の枝になって販売していることを話したんです。

がーん!!

ぎゃっ!がーーーん。

と、謝罪かな…って、私は思いました。。。

けど、ごぼうのお母さんはすごく喜んでくれて、それからは毎年、

花びら餅用にと立派なごぼうをわけていただいています。

お客さんに、宣伝してくださっているようで、

野菜のお客さんが、よひらへいらっしゃっることも多い

お菓子になりました。

生産者さんに見えるお菓子。

生産者さんにも、購入して下さるお客さんにも喜ばれるお菓子。

を作ることが、ここでも叶っているんだな…って、うれしく思っています。

ありがとうございます。

ペコリー

と、いうことで、花びら餅、販売させていただきます。